絶品“希花もみじ”

今秋の希花亭の紅葉は例年になく美しいと、皆さんからお誉めの言葉をいただいております。いつも水源公園を散策されたり、香嵐渓の紅葉などもご覧になられる神谷さん、河村さんもレッスンの帰り際に「来秋は紅葉狩りをしたいです〜」とおっしゃって下さいました。そうですよね。昨春はレッスンの合間に桜の会を開催したのですが、紅葉も良いですね〜。何だかもったいないほどのもみじ。せめて写真で残そうと、今朝花市場の仕入れから教室へ戻り早速撮影してみました。何本かあるもみじですが、この写真のもみじ、ちょうど桜の木と重なるように植えられた数本はとても古い木になります。他の若いもみじよりも何となく趣を感じさせる枝ぶりです。先々週からお願いしていた庭師さんも、ちょうど今日で作業が終了。お庭も綺麗になり、撮影日和です。後は、もみじの絨毯を楽しみ…その後は、実は掃除が大変です。せっかく綺麗にしていただいたのですが、作業が終わったとたん散り始めてしまいました。しばらくは、掃いても掃いてももみじがハラハラと舞い…昨日、とうとうお庭用の掃除機を購入してしまいました。

更新日: 2010.11.26 (Fri)


4本のキャンドルのアドヴェントアレンジ

日本フラワーデザイナー協会愛知県支部のクリスマス講習会の作品です。講師の先生は、井上博登先生。博登さんとは、花阿彌インストラクター(HAIS)の会で、現在役員を一緒に務めさせていただいております。インストラクターの会議のおり、「今度、愛知県に行きますよ」と教えていただき、「何としても行かなくては」と、教室がお休みの先週日曜日、一宮の講習に行ってまいりました。
作品は、ブロンズネットにおがくずを巻いた骨組みをベースに、スプレーバラやスカビオサ、博登さんの大好きなチョコレートコスモスを交差状に配置した軽やかで素敵な作品です。(写真を撮る時期を逃がしてしまい、お花が違いますが…)今回は名古屋だけでなく、刈谷、一宮、豊田など数会場あり、1日2会場予定されていて、移動しなければならないので大変だとおっしゃってみえました。でもどの会場も定員をはるかに超えとても人気のようでした。ビックリしたのは、慌ただしいスケジュールにもかかわらず、講習時間終了後もお一人ずつ丁寧に講評をされていた博登さんの姿勢です。素敵なデザイナーというだけでなく、お人柄の温かさに感動いたしました。

更新日: 2010.11.21 (Sun)


燃えるような赤

希花亭の紅葉、現在の状態です。今日のように晴天で、一気に冷え込んだりすると一層美しくなりますね。常緑樹の多い希花亭の庭ですが、もみじ、ハナミズキなどが植えられ、緑、赤、黄色、オレンジなど様々な色のコントラストが趣のある季節となりました。お昼間に陽の光を浴びてキラキラと輝くような姿も素敵ですが、暗闇の中ライトに照らされひっそりと佇む姿もとても風情があります。
以前植物学の先生のお話を伺う機会がありました。葉にはクロロフィルと呼ばれる緑の色素とカロチノイドと呼ばれる黄色い色素があって、気温が低下するとクロロフィルが分解され、今まで隠れていたカロチノイドが表に表れるようになるのがイチョウなどの黄葉。また、気温が低くなると、葉の付け根と枝の間を寸断する層が作られ、物質の行き来が妨げられるようになります。光合成でつくられた糖分は行き場を失い葉に留まることになり、日の光を浴びてアントシアニンという赤い色素を作りだします。それで葉が赤くなるのだそうです。そのお話を聞いて、何だか寒くて血行が悪くなって出来るしもやけみたい…なんて考えてしまいました。どんなしくみであれ、この美しさは沢山の人に感動を与え自然の力の偉大さを感じさせてくれますね。普段なら脇役的な存在の葉達の、満開の花にも負けない晴れ舞台といった感じです。
昨夜のレッスンでは、幼稚園で園長先生をされている田口さんが渋滞で遅れるとお電話がありました。足助香嵐渓の紅葉観光の車で渋滞だったそうです。これから様々な所で渋滞が多くなる季節。皆さんお気を付けてお出掛け下さい。

更新日: 2010.11.20 (Sat)



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