NFD50周年記念デモンストレーション No.6

3作目の作品は、50周年のお祝いに50本のカーネーションで作るリング花束です。1作目は水平、2作目は垂直と重ねの方向を変化させてきました。3作目は斜行をと思い、リング状の花束をご紹介しました。教室の皆さんは、「4月にやったわ」とおっしゃる方が多いと思います。4月のレッスンではグリーンのカーネーションを使い爽やかに仕上げましたが、今回はコロンビア産のノビオバーガンディという秋冬系のカーネを選びました。そして真っ白なコットンのリースを内側に重ね、紅白にしてお祝いの気持ちを込めました。

更新日: 2017.09.16 (Sat)


NFD50周年記念デモンストレーション No.5

前述のフトイの作品。ステージ上では最初に青々としたフトイを登場させ、最後にベージュ色のドライにしたフトイをその間に飾り、時を重ねるという演出をしました。もしフレッシュのフトイが手に入らない時は、淡いグリーンのドライにしたフトイを代わりに使う予定でした。フトイはイグサの仲間。ドライにしたフトイからは畳の良い香りがします。特に淡いグリーンのフトイを置いておくと、新しい旅館に来た気分でした。今、トップページにも掲載のこの写真、ステージ上ではグリーンとベージュ の2種類を並べた為、3種類のフトイが並んだ貴重なショットです。
フトイをドライにすること、それを使って作品をデザインすることは、私にとって今まで見たことのない新しい挑戦でした。お花に詳しい先生方からも「初めて見た、綺麗ね」と大変珍しがられ嬉しかったです。試作も入れると2、000本近く購入したフトイでしたが、苦労を重ねた分想いも深く、私のオリジナル作品の一つとなりました。

更新日: 2017.09.13 (Wed)


NFD50周年デモンストレーション No.4

水平の重ねの次に登場したのは、フトイを垂直に重ねて作ったオリジナルのベース。和のお祝いの空間をイメージし、青竹に代わる素材としてデザインしました。竹を割ったような潔さを感じます。このフトイの作品は、4月に教室の皆さんと購入した円柱形のガラスの器を使ってレッスン作品を考えていた時に、思いつきました。そして160センチを超えるフトイとの出合いから生まれました。
6月、7月と試作を重ねる間、フトイは順調に入荷していたのですが、8月中旬にはもうこれで入荷は最後だよと言われ思わず買い占め、一気にドライにしました。生産地が変われば入荷していたのですが、背丈が揃わず残念…フトイのことでとても悩みました。ところが、ステージ一週間前に奇跡的に入荷し、本番ステージに予定通り青々としたフトイと、時を重ねてドライになったベージュのフトイを登場させることができました。この作品、垂直の重ねのテーマに加えて、時を重ねることも表現したかったので、青々とした緑色とドライのベージュ色のフトイを並べて登場させることが出来てとても嬉しかったです。フトイのお話はもう少し続きます。
写真はデモンストレーションのステージ上。NFDの事務局の方が撮影して下さいました。

更新日: 2017.09.07 (Thu)



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